香港でおすすめの暗号資産取引所を探すなら、手数料を比べる前に、まず無認可の取引所を候補から外すことが先決です。2023年6月1日以降、香港で暗号資産取引プラットフォームを運営するにはSFCのライセンスが必要になりました。以下のランキングには、実際に個人に開かれていて、公式資料で確認できた認可取引所だけを載せています。海外プラットフォームはその後に、SFCの監督外であることを明記したうえで紹介します。買い方そのものをまだ決めていない方は、先に香港でのビットコインの買い方ガイドをどうぞ。
01香港の認可暗号資産取引所ランキング(2026年)
スコアは5つの要素で評価しています。ライセンスと株主構成、個人が買える銘柄、香港ドルの入金手段、手数料の透明性、ウェブサイトとアプリの使い勝手です。手数料は基本ランクのもので頻繁に変わるため、公式サイトで確認してください。
- 認可取引所のイチオシ · 香港ドル入金
OSL Exchange第1号認可 · CE BPJ213
2020年12月15日にSFCから最初の暗号資産取引プラットフォームのライセンスを取得。親会社OSLグループは香港証券取引所に上場(863)しています。個人が取引できるのはBTC、ETH、SOL、XRP(XRPは2026年7月29日に個人向け開放)。FPS、eDDA、銀行振込、Visa / Mastercard、Apple Payに対応し、入金手段の幅は認可取引所の中で最も広いです。
- Flash Tradeは手数料0%表示(コストはスプレッドに含まれる)
- FPS · eDDA · カード · Apple Pay
- 香港ドル / 米ドル
- HKDAPステーブルコインの初期販売業者
9.1/10公式サイト ↗ -
HashKey ExchangeHash Blockchain Ltd · BPL992
2022年11月9日に認可。親会社HashKey Holdingsは2025年12月17日に香港証券取引所メインボードに上場(3887)しました。2026年7月27日に取引所アプリとグローバルアプリを統合し、本人確認情報に応じて香港ユーザーを香港ハブへ振り分けています。ZA BankとMoxの暗号資産取引もHashKeyが担っています。香港ドルの入金は主にeDDAとFPSです。
- 個人向け手数料は約0.29%と報道(要確認)
- eDDA · FPS ID入金
- ZA Bank・Moxの取引基盤
- 初回入金1万香港ドルとの報道
8.9/10公式サイト ↗ -
PantherTrade(富途)Panthertrade (Hong Kong) Ltd · BUY578
富途グループの取引所で、2025年1月27日に認可。2026年3月ごろから富途牛牛(Futubull)アプリに組み込まれ、マッチングとカストディを富途側が担います。すでに富途で香港株や米国株を取引しているなら、追加の手続きはほとんど不要です。富途は2024年8月に手数料無料で暗号資産取引を始めましたが、現在の料金はアプリで確認してください。
- 富途牛牛アプリ内で取引
- 香港ドル / 米ドルで直接購入
- 富裕層向けOTC大口取引
8.3/10公式サイト ↗ -
YAX(タイガー・ブローカーズ)YAX (Hong Kong) Ltd · BUT913
タイガー・ブローカーズの取引所で、2025年1月27日に個人向けサービスの許可付きで認可。タイガーの香港サイトでは個人向け5銘柄(BTC、ETH、SOL、AVAX、LINK)、プロ投資家向け18銘柄が掲載されており、手数料0ドル・プラットフォーム料0ドル・取扱手数料0.05%で、価格は米ドル建てです。
- 取扱手数料0.05%
- 個人向け5銘柄
- 米ドル建て、香港ドルは当日両替
8.1/10公式サイト ↗ -
EX.IOEXIO Limited · BUT670
2024年12月18日、SFCの「迅速ライセンス」の一環で認可。個人と機関の両方を対象とし、トークン化商品に力を入れており、FPSに対応しています。確認した公式資料では手数料や個人向け銘柄リストは公開されていませんでした。SFCの警告リストにはEX.IOを装った偽ドメインも載っているので、必ず公式のURLを使ってください。
- FPS対応
- 個人 + 機関
- 偽サイトに注意
7.2/10公式サイト ↗ -
HKVAXHong Kong Virtual Asset Exchange Ltd · BPW549
2024年10月に認可され、2023年の新制度で最初にライセンスを得た取引所です。プロ・機関投資家、セキュリティトークン(STO)とトークン化、OTC、カストディが中心のため、一般の個人投資家にとっての魅力は限られます。
- プロ投資家向け
- STO / RWAトークン化
- OTC・カストディ
6.9/10公式サイト ↗
02香港のSFC認可暗号資産取引プラットフォーム全13社
以下のデータはSFCの暗号資産取引プラットフォームのリスト(2026年5月29日最終更新)から取り、2026年10月に私たちが再確認したものです。SFCのリストにはURLが載っていないため、ウェブサイト欄には確認できたドメインのみを記載しました。それ以外は公開登録簿でCE番号を検索してください。
| 取引所 | 運営会社 | CE番号 | 認可日 | ウェブサイト |
|---|---|---|---|---|
| OSL Exchange | OSL Digital Securities Limited | BPJ213 | 2020-12-15 | osl.com |
| HashKey Exchange | Hash Blockchain Limited | BPL992 | 2022-11-09 | hashkey.com |
| HKVAX | Hong Kong Virtual Asset Exchange Limited | BPW549 | 2024-10-03 | hkvax.com |
| HKbitEX | Hong Kong Digital Asset EX Limited | BPO721 | 2024-12-18 | hkbitex.com |
| Accumulus | Accumulus GBA Technology (Hongkong) Co., Limited | BUA970 | 2024-12-18 | 公開登録簿で確認 |
| DFX Labs | DFX Labs Company Limited | BUN619 | 2024-12-18 | 公開登録簿で確認 |
| EX.IO | EXIO Limited | BUT670 | 2024-12-18 | ex.io |
| PantherTrade | Panthertrade (Hong Kong) Limited | BUY578 | 2025-01-27 | panthertrade.com |
| YAX | YAX (Hong Kong) Limited | BUT913 | 2025-01-27 | 公開登録簿で確認 |
| Bullish | Bullish HK Markets Limited | BUQ956 | 2025-02-18 | bullish.com |
| BGE | Hong Kong BGE Limited | BSI739 | 2025-06-17 | 公開登録簿で確認 |
| VDX | Victory Fintech Company Limited | BTF116 | 2026-02-13 | vdx.com |
| Bixin.com | NewBX Limited | BUY737 | 2026-05-18 | bixin.com |
みなし認可の申請者(正式な認可ではない):Foris DAX HK(Crypto.com)、WhaleFin、Matrixport HK(プラットフォーム事業を停止)。申請取り下げ:OKX、Bybit、Gate.HK、Huobi HK、BitMartなど。
03香港の暗号資産アプリとウェブサイトの比較
認可取引所でも、プロダクトの完成度には大きな差があります。証券アプリから派生したものは慣れていて使いやすい反面、機能は控えめ。独立系の取引所は機能が充実していますが、そのぶん慣れが必要です。以下は各社が公開している登録・取引フローをもとにした編集部の評価(1〜5)です。
OSLosl.com ↗
初心者向けのワンタップ購入「Flash Trade」と上級者向け「Pro Trade」を用意。入金手段が最も多く、ウェブページもわかりやすい。
HashKey Exchangehashkey.com ↗
2026年7月からアプリを一本化し、本人確認に応じて香港ハブへ振り分け。eDDAで素早く入金できるが、複数地域向けの設計は初心者にはやや直感的でない。
富途牛牛(PantherTrade)panthertrade.com ↗
株式投資家なら手間ゼロ。同じアプリ、同じ資金口座で取引できる。ただし自分のウォレットへの出庫は不可。
Tiger Trade(YAX)itiger.com ↗
手数料は最も透明(0.05%)だが、個人向けは5銘柄のみ、米ドル建てで出庫不可。

04香港の暗号資産取引所 手数料比較
「手数料無料」という見出しは誤解を招きがちです。OSLのFlash Tradeは0%をうたっていますが、提示価格にスプレッドが含まれています。バーチャルバンクは料率を表示したうえで、1回ごとに固定手数料を上乗せします。以下のグラフは、公式または信頼できる情報源で確認できた見出し手数料を、少額の個人購入を前提に並べたものです。
傾向ははっきりしています。認可取引所と証券会社は1回あたりおおむね0.05〜0.3%。バーチャルバンクは銀行アプリ内でワンタップで買える便利さと引き換えに5〜10倍のコストがかかり、カード購入では数パーセントが上乗せされ、ビットコインATMは群を抜いて割高です。詳しくは暗号資産取引所の手数料比較をご覧ください。
香港居住者で、香港ドルの入金を待たずにカードで少額だけ買ってみたい方へ。CEX.IOは香港SFC未認可。カード手数料0.49〜4.99% + サービス料、米ドル・ユーロ・ポンド建て。日本居住者は利用できません
カードで購入05証券会社と銀行:使い慣れたアプリで暗号資産を買う
香港の証券会社や銀行は、暗号資産取引についてSFCの業務追加承認を受ければ、オムニバス口座を通じて認可取引所につなげます。新たに口座を作る必要がない代わりに、銘柄は少なく、出庫できず、手数料が高い場合もあります。
| 提供者 | 提携取引所 | 個人向け銘柄 | 手数料 | 出庫 |
|---|---|---|---|---|
| ZA Bank | HashKey | BTC、ETH | プラットフォーム料1.5% + 1回15香港ドル | 不可 |
| Mox | HashKey | BTC、ETH(米ドル建て) | 1.25%(Basic)/ 0.5%(Elite) | 不可 |
| 富途証券 | PantherTrade | BTC、ETHほか | 2024年の開始時は手数料無料。現行料金はアプリで確認 | 不可 |
| タイガー・ブローカーズ | YAX | BTC、ETH、SOL、AVAX、LINK | 手数料0ドル + 取扱手数料0.05% | 不可 |
| 勝利証券 | VDX / HKVAX / OSL | BTC、ETHほか | 約0.2%(報道) | 商品による |
HSBCは現物の暗号資産を扱っておらず、香港上場のビットコイン・イーサリアムETFを提供しています。また最初の認可ステーブルコイン発行体の一つでもあります。価格への投資だけが目的で、コインを自分で持つ必要がないなら、SFCが認可した現物ETF(華夏、嘉実、博時HashKeyなど)という選択肢もあります。
06海外の暗号資産取引所:使えるがSFCの規制外
香港は海外取引所を遮断しておらず、居住者が利用しても違法ではありません。ただしOKXは香港を制限地域、Bybitは対象外の法域としており、BybitはSFCの警告リストにも載っています。KuCoin、Gate、MEXC、HTXも香港ユーザーを受け付けていません。Binanceは香港のライセンスを申請しておらず、グレーゾーンのままです。以下の3社は香港ユーザーを受け付けており知っておく価値がありますが、いずれもSFCのライセンスはありません。
- カード購入の編集部推薦(SFC未認可)
CEX.IO2013年創業 · 香港居住者に対応
Visa、Mastercard、Apple Pay、Google Payで購入できる老舗の国際取引所。米国FinCEN登録のマネーサービス事業者(NMLS 1804170)で30以上の州で送金業ライセンスを保有、PCI DSSレベル1準拠。香港SFCのライセンスはありません。香港の利用者には CEX OVRS LLC(ネビス)がサービスを提供し、香港の投資家保護はなく、FPSや香港ドルにも非対応です。日本居住者は利用できません。
- カード 0.49〜4.99% + サービス料
- 現物 0.15% / 0.25%
- 法定通貨 USD · EUR · GBP
- 新規アカウント 1日1,000ドル
-
Kraken香港ライセンスは未申請
香港はKrakenの禁止地域リストに含まれておらず、HKIDで口座を開けますが、香港ドルの入金手段はなく、米ドル送金か暗号資産の入庫のみです。長いセキュリティ実績と継続的なプルーフ・オブ・リザーブがあり、米ドル口座を持ちより多くの銘柄を求める経験者向けの選択肢です。
- 即時購入 手数料1%
- 香港ドル / FPS非対応
- SFC未認可
-
Crypto.comForis DAX HK · みなし認可
香港法人Foris DAX HKは2024年2月に申請し、現在はみなし認可の申請者です。SFCはこれをライセンスではないとしています。香港での個人向け受付の現状は確認できませんでした。申請が通らなければ香港事業を終了する必要があります。
- みなし認可 ≠ 認可
- 洗練されたアプリ
- 香港の個人向け状況は未確認
07日本人ユーザーが知っておきたいこと
香港に住んでいる日本人なら、上のランキングの認可取引所が基本の選択肢になります。本人確認書類や住所証明、本人名義の香港の銀行口座など、口座開設の条件は取引所ごとに違うので、公式サイトで最新の要件を確認しましょう。
日本に住んでいる方は、香港の取引所ではなく金融庁登録の国内交換業者を使うのが基本です。金融庁は日本で無登録のまま営業する海外業者(Bybit、MEXC、Bitget、KuCoinなど)に警告書を出しており、CEX.IOも日本居住者を受け付けていません。国内の選択肢は日本の暗号資産取引所おすすめで比較しています。
08香港の取引所のライセンスを確認する方法
認可取引所の偽装は、香港で最も多い詐欺の手口の一つになりました。2026年にはHashKey(例:hashkeycom.com)、EX.IO、DFX Labsを装った偽ドメインがSFCの警告リストに追加されています。口座を開く前に、次のチェックに2分だけ使ってください。
- SFCの認可プラットフォームリストを開く
SFCサイトの「Lists of virtual asset trading platforms」ページで、その取引所が「みなし認可」や「申請者」ではなく、認可済みの欄にあることを確認します。
- 運営会社とCE番号を控える
たとえばOSLの運営会社はOSL Digital Securities Limited、CE番号はBPJ213です。
- 公開登録簿でCE番号を検索する
ライセンスが有効で暗号資産取引をカバーしているか、登録された主たる営業所の住所も確認します。
- 警告リストを検索する
使おうとしているURLやアプリ名を、SFCの疑わしいプラットフォームの警告リストで検索します。
- 公式の経路からだけダウンロードする
公式サイトのリンクか公式アプリストアを使い、SNSやチャットグループのリンクは絶対に使わないでください。
取引所を見極める方法は取引所の安全性ガイドでさらに詳しく紹介しています。他の市場の認可取引所と比べたい方は台湾の暗号資産取引所おすすめ、シンガポールの取引所、または世界の取引所ランキングをどうぞ。
よくある質問
香港でライセンスを持つ暗号資産取引所はどこですか?
2026年10月時点で、SFCのリスト(2026年5月29日更新)に載っている認可済みの暗号資産取引プラットフォームは13社です。OSL、HashKey Exchange、HKVAX、HKbitEX、Accumulus、DFX Labs、EX.IO、PantherTrade、YAX、Bullish、BGE、VDX、Bixin.comです。個人向けの受付が整っているのは主にOSLとHashKeyで、富途とタイガーのアプリから使えるPantherTradeとYAXがそれに続きます。
香港でおすすめの暗号資産取引所は?
目的によって変わります。OSLはカードやApple Payを含め入金手段が最も幅広く、HashKeyは銘柄数が多く、ZA Bank・Moxとの提携もあります。すでに富途やタイガーで株を取引しているなら、そのアプリ内で買うのが最も手軽です。カードで少額をすばやく買うなら国際プラットフォームも使えますが、SFCの保護はありません。
Binance、OKX、Bybitは香港で合法ですか?
いずれもSFCのライセンスを持っていません。OKXとBybitは香港での申請を取り下げ、香港を制限地域・対象外の法域としているため香港ユーザーを受け付けていません。Bybitはさらに SFCの警告リストにも掲載されています。Binanceは申請しておらず、商品は香港の個人向けではないとし、2021年からデリバティブを香港で停止しています。
香港の取引所がライセンスを持っているか確認するには?
SFCの暗号資産取引プラットフォームのリストを開き、プラットフォーム名・運営会社・CE番号を照合します。次にSFCの公開登録簿でCE番号を検索し、ライセンスが有効か確認します。最後に、アプリは公式サイトか公式ストアからだけダウンロードしましょう。SFCの警告リストには認可取引所の偽サイトが複数載っています。
参考資料
- SFC — 暗号資産取引プラットフォームのリスト · 2026年5月29日更新、2026年10月確認
- SFC 認可業者公開登録簿(Public Register) · 2026年10月確認
- SFC — 疑わしい暗号資産取引プラットフォームの警告リスト · 2026年10月確認
- タイガー・ブローカーズ(香港)— 暗号資産 · 2026年9月30日確認
- OSL — 香港で香港ドルを使ってUSDTを安全に買う方法 · 2026年2月25日
- COINHERO — FAQ(ATM手数料) · 2026年9月30日確認
最初の一枚を買ってみませんか?
登録と本人確認は数分。その後はカードやApple Payでビットコイン・イーサリアム・USDTを購入できます。
国際ライセンス取得プラットフォーム · 2013年から運営 · 対象国の居住者向け(日本居住者は対象外)