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ガイド · 暗号資産で支払う

アジアでビットコインで買う:買えるもの、使える国、そして税金

ビットコインでコーヒーや航空券、テスラは買えるのでしょうか。アジアでは、それは「どこにいるか」で決まります。東京では合法な支払いが、バンコクやジャカルタ、ホーチミンではルール違反になることがあります。

  • 2022タイが認可事業者の暗号資産決済を禁止
  • 8,000+Bitrefill で暗号資産払いできる商品数
  • 米国FinCEN登録MSB
  • 米国30州以上の送金業ライセンス
  • PCI DSSレベル1
ビットコインのネオンサインが並ぶアジアの夜の街のモノクロ写真。ビットコインで買えるもののイメージ
49日2021年にテスラがビットコイン払いを受け付けた期間
BuyCrypto.asia 編集部 データ確認: 2026年10月 更新:

10年前なら、「ビットコインで買えるものは?」への答えは「ほとんどない」でした。いまは「かなりある。ただしお店にビットコインを直接送るケースはまれ」です。アジアでビットコインを使う方法は、主に暗号資産カード、ギフトカードのサービス、そして一部の認可された決済ルートです。どれかを試す前に、まず一つ確認してください。いまいる場所で、暗号資産での支払いが本当に合法かどうかです。

01ビットコインで買えるもの:結論から

理屈のうえでは、Visa や Mastercard が使えるお店なら暗号資産カードを通じて間接的にビットコインで支払えますし、ギフトカードを出しているブランドならギフトカードのサービス経由でビットコインで買えます。お店にビットコインを直接支払う方法はずっと少なく、法律が明確に認めている地域か、政府が観光客向けにルートを用意した地域にほぼ限られます。

注意したいのは、3つのどの方法でも、お店が受け取るのはたいてい普通のお金だという点です。あなたのビットコインは支払いの瞬間に売却されています。これは最後の章で説明する税金に大きく関わります。

02暗号資産での支払いは合法?国別に見る

「ビットコインを合法に売買できる」ことと「ビットコインで支払える」ことは別物です。アジアには、認可プラットフォームでの暗号資産取引は認めながら、支払い手段としての利用ははっきり禁じている国がいくつもあります。下の表は当サイトの国別リサーチにもとづいています。ルールは変わるので、当局の最新の告知を確認してください。

アジアの主な市場における暗号資産決済のルール(2026年10月)
市場暗号資産での支払い主なポイント
日本合法暗号資産は長く資金決済法のもとで「支払手段」として規制されてきた。2023年の改正で「電子決済手段」が創設され、円建てステーブルコイン JPYC が2025年10月に発行開始。
香港全面禁止はなし2025年8月1日にステーブルコイン条例が施行され、法定通貨ステーブルコインを一般に提供できるのは認可事業者のみに。HKMA は2026年4月10日、HSBC と Anchorpoint に初の発行体ライセンスを付与。
シンガポール合法暗号資産は「デジタル支払トークン」で法定通貨ではない。OKX Pay で GrabPay SGQR 加盟店に USDT/USDC で支払えると報じられている。
タイ禁止(観光客向けサンドボックスを除く)2022年4月1日から認可事業者は暗号資産決済の仲介が禁止。TouristDigiPay サンドボックス(2025年第4四半期〜)で外国人観光客はバーツに換えて QR 払いが可能。
インドネシア禁止インドネシア銀行は暗号資産を支払手段として認めず、通貨法(UU 7/2011)で支払いはルピア建てが義務。OJK 認可プラットフォームでの資産としての取引は合法。
ベトナム禁止ベトナム国家銀行は暗号資産を合法な支払手段と認めていない。1億5,000万〜2億ドンの罰金が報じられている。認可取引所の試行制度は準備中。
トルコ禁止2021年4月30日施行の中央銀行規則で、暗号資産を直接・間接に支払いに使うことと、決済事業者による暗号資産プラットフォームの仲介を禁止。
UAE認可ディルハム・トークンのみUAE 中央銀行の Payment Token Services Regulation(2024年8月〜)により、加盟店が受け取れるのは AE Coin などの認可された AED 建てトークンだけで、BTC・ETH・USDT は不可。
ブータン観光客のみ2025年5月から、旅行者は参加するホテル、ツアー会社、観光施設で Binance Pay による支払いが可能。加盟店は DK Bank を通じてニュルタムを受け取る。居住者向けの合法な購入手段はない。
カザフスタン銀行カードの試行2025年6月、Halyk、Forte、Freedom などの銀行が、Binance や AIFC の取引所で保有する暗号資産で支払えるカードを中央銀行の試行制度のもとで開始。
キルギス法的枠組みあり2022年の仮想資産法でライセンス制度を整備。ソムに連動するステーブルコイン KGST が2025年10月に発表され、Binance Pay との連携も。
中国本土禁止銀行や決済機関(Alipay、WeChat Pay、銀聯)は暗号資産関連の決済サービスを提供できず、暗号資産の取引サービスは違法な金融活動とされる。

日本では暗号資産での支払いそのものは合法ですが、支払いに使えば税務上は売却と同じ扱いになる点に注意が必要です(後述)。国内の取引所や制度の全体像は日本で暗号資産を買う方法にまとめています。ほかの国の法律は、タイ、ベトナム、ブータン、UAEなどの国別ページをご覧ください。各国の決済禁止を回避する方法は紹介しません。

03方法1:暗号資産カード

スマートフォンとカードのイラスト。暗号資産カードでビットコインを使うイメージ
暗号資産カードは支払いの瞬間にコインを売却します。お店から見れば普通のカード決済です。

いま「ビットコインで買う」方法としてもっとも一般的なのが暗号資産デビットカードです。仕組みはシンプルで、カード口座に暗号資産を入れておくと、支払い時に発行会社が必要な分をその時点の価格で売却し、お店には通常の通貨で精算します。お店にとっては、ほかの Visa や Mastercard の決済と変わりません。

カード選びで確認したいのは3点です。自分の国で申し込めるか、スプレッドと為替手数料がいくらか、発行会社を規制しているのは誰か。たとえば香港の RedotPay が持っているのは貸金業者ライセンス(1715/2025)で、暗号資産や決済のライセンスではありません。KAST は170か国以上に対応するとしていますが、提供状況は国・地域によって異なり、Binance Card はアジアでは基本的に利用できません。日本居住者が申し込めるかどうかも、各社の条件を必ず確認してください。詳しくは暗号資産カードのガイドへ。タイやインドネシアのように暗号資産決済を禁じている国では、まず現地の扱いを確認しましょう。

04方法2:ギフトカード、スマホのチャージ、eSIM

買いたいものがネット通販、ゲーム、フードデリバリー、旅行なら、ギフトカードのサービスがいちばん直接的なルートです。Bitrefill は180か国以上で8,000点を超えるギフトカードや商品を扱い、140か国以上でスマホのチャージや eSIM のデータ通信も提供しているとしています。支払いにはビットコイン、Lightning、イーサリアム、USDT、USDC、Binance Pay などが使えます。

注意点は2つ。ギフトカードは基本的に返金できないため、額面や対象地域を間違えると取り消しは困難です。また、ギフトカードはブランドと地域の条件の範囲内でしか使えないので、自分の国で有効かどうかを払う前に確認しましょう。なお、ギフトカードでビットコインを買うのはまったく別の話で、詐欺もはるかに多い分野です。暗号資産とギフトカードのガイドをご覧ください。

まだビットコインを持っていませんか?対象国ならカードで数分で購入できます。現地の法律と、お住まいの国の居住者が利用できるかを確認してください(日本居住者は対象外)

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05方法3:QR 決済と旅行

夕日の中の東南アジアの寺院のイラスト。タイやブータン旅行での暗号資産決済のイメージ

アジアでお店に暗号資産で直接支払う場面は、ほぼ旅行に限られます。ブータンでは2025年5月、観光局、Binance Pay、DK Bank が国を挙げた観光向けの暗号資産決済を始めました。旅行者は100種類以上の暗号資産でホテル、ツアー、入場券、ビザの代金を支払え、加盟店は現地通貨を受け取ります。タイの TouristDigiPay サンドボックスでは、外国人観光客が認可事業者を通じて暗号資産をバーツに換えて電子ウォレットに入れ、QR で支払えます。上限は月50万バーツ(小規模店舗では5万バーツ)です。

タイとブータンでは、暗号資産での支払いは主に外国人観光客向けに用意されたルートで行われます。

どちらも外国人旅行者専用で、居住者は使えません。この方法で旅行するつもりなら、出発前に自分の居住国で利用できるサービスで口座開設と本人確認を済ませ、予備として普通の支払い手段も持っていきましょう。日本からの旅行者なら、国内の登録取引所で保有する暗号資産をどう送れるか(トラベルルールの制約も含めて)を事前に確かめておくと安心です。

06ビットコインでテスラを買う:短い歴史

「ビットコインでテスラを買う」はいまも人気の検索ワードですが、その歴史は短いものです。テスラは2021年2月の年次報告書で約15億ドル分のビットコインを購入したと開示し、ビットコインでの支払いを受け付けると発表しました。2021年3月24日には米国での車両購入でビットコイン払いを開始。ところがわずか49日後、ビットコインのマイニングによる化石燃料の使用が持続可能なエネルギーという使命に反するとして、受け付けを停止しました。

イーロン・マスク氏はのちに、マイナーのクリーンエネルギー比率が50%以上と確認されれば再開すると述べましたが、テスラがビットコイン払いを復活させることはありませんでした。対象は米国の注文だけだったので、アジアの購入者がビットコインでテスラを買えたことはありません。いま「テスラがビットコインで割引に」といった話を持ちかけられたら、詐欺だと考えてください。

07使う=売る:税金を忘れずに

ビットコインでコーヒーを買うことが、税務上は「ビットコインを売って現金で払う」のと同じ扱いになることが多い。これを知らない人は意外と多いものです。支払い時のビットコインの価値が取得時より高ければ、その差額が課税対象の利益になり得ます。日本はまさにこの扱いで、暗号資産で何かを買うことは譲渡にあたり、利益は雑所得として最大約55%の累進税率で課税されます。

つまり、カードやギフトカードで頻繁に使うほど、記録の手間は大きく増えます。支払いのたびに日付・数量・価格を残しておきましょう。国ごとのルールはアジアの暗号資産税制で、使うのではなく日本円に戻したい場合は暗号資産の換金・出金ガイドで確認できます。

よくある質問

ビットコインで買えるものには何がありますか?

アジアではビットコインを直接受け付けるお店は多くありませんが、使い道は大きく3つあります。レジで暗号資産を法定通貨に換えて支払う暗号資産デビットカード。ギフトカード、スマホのチャージ、eSIM を暗号資産で買えるサービス(Bitrefill は180か国以上で8,000点超を扱っています)。そして法律が認める地域での QR 決済で、ブータンの観光客向け Binance Pay がその例です。まずは住んでいる国のルールを確認してください。

ビットコインでテスラは買えますか?

いまは買えません。テスラは2021年2月に約15億ドル分のビットコイン購入を開示し、2021年3月24日から米国での車両注文にビットコイン払いを導入しました。しかし49日後、マイニングによる化石燃料の使用を理由に停止し、その後再開していません。対象は米国の注文だけだったため、アジアの購入者がビットコインでテスラを買えたことは一度もありません。

タイ旅行でビットコイン払いはできますか?

原則としてできません。2022年4月1日から、タイ SEC は認可を受けたデジタル資産事業者が暗号資産による決済を仲介することを禁じています。例外は2025年第4四半期に始まった18か月間の TouristDigiPay サンドボックスです。外国人観光客が認可事業者を通じて暗号資産をバーツに換えて電子ウォレットに入れ、店舗では QR でバーツ払いします。上限は月50万バーツです。

ビットコインで買い物をすると税金はかかりますか?

多くの国でかかる可能性があります。ビットコインでの支払いは一般に「ビットコインを売却して、その代金で商品を買った」と扱われるため、取得時の価格と支払い時の価値の差が課税対象になり得ます。日本はその典型で、暗号資産での支払いは譲渡にあたり、利益は雑所得として確定申告の対象になります。支払いごとに日付・数量・価格を記録し、税理士などに相談してください。

参考資料

最初の一枚を買ってみませんか?

登録と本人確認は数分。その後はカードやApple Payでビットコイン・イーサリアム・USDTを購入できます。

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