「ビットコインはいくらから買えるの?」は、初心者からもっともよく届く質問の一つです。答えは「思っているよりずっと少額から」。ビットコインは小数点以下8桁まで分割できるので、1枚分のお金を用意する必要はありません。ただし「いくらから買えるか」と「いくらなら買う意味があるか」は別の問題です。少額の注文では、数百円の固定手数料が元本の大きな割合を占めてしまうことがあります。
01ビットコインはいくらから?まずは satoshi の話
ビットコインの最小単位は satoshi(sat)で、1 BTC = 100,000,000 sat です。0.001 BTC や0.0001 BTC を買うのはごく普通のこと。ほとんどの取引所では円建てで注文でき、「1,000円」と入力すれば、その金額で買えるビットコインの数量を自動で計算してくれます。韓国で「소수점 구매」(小数点購入)や「쪼개서 구매」(分けて購入)と呼ばれているのも、これと同じ仕組みです。
つまり制約になるのはビットコインそのものではなく、取引所の最低注文額と手数料の構造です。アジア各地の実例を見てみましょう。
02アジアの取引所の最低購入額
下の表は、私たちが国別リサーチの中で確認した例です。最低額や手数料はよく変わるので、注文前に必ず公式サイトで確かめてください。
| 市場 | 取引所 | 少額購入・積立の条件 |
|---|---|---|
| 日本 | GMOコイン | つみたて暗号資産は1回500円から500円単位。毎日・毎週(水曜)・毎月(10日)から選択、積立手数料は無料、1回の上限は5万円。 |
| 日本 | Binance Japan | PayPay マネーからの入金に対応、1,000円から(2025年11月から、報道による)。 |
| 日本 | メルコイン(メルカリ) | メルカリの売上金や残高で購入可能、1円からとされる。販売所形式のためコストはスプレッドに含まれる。 |
| 韓国 | Upbit | ウォンの最低入金額は5,000ウォン。ウォン建て注文でビットコインの一部を購入できる(소수점 구매)。 |
| インドネシア | Pintu | 最低購入額は約11,000ルピア。現地の取引所は1万〜2万ルピアからが一般的。 |
| フィリピン | GCash GCrypto | 最低約0.00002 BTCまたは1 USDT。手数料は価格に含まれ、PDAX を直接使うよりスプレッドが広い。 |
| タイ | Bitkub | 自動積立(Auto DCA)は10バーツからとされる。取引手数料0.25%。 |
| シンガポール | Coinhako | 標準手数料0.6%、指値注文や定期購入は0.5%(第三者のレビューによる)。 |
出典:各社公式サイトと当サイトの国別リサーチ。「報道による」「とされる」「レビューによる」の項目は二次情報で、公式ページでの個別確認はできていません。

日本と韓国の取引所について詳しくは、日本で暗号資産を買う方法、国内取引所の比較、韓国で暗号資産を買う方法をご覧ください。
03固定手数料が少額注文を削る仕組み
パーセンテージの手数料は、注文が大きくても小さくても同じ割合です。ところが固定手数料はそうはいきません。カード決済や外部の購入ウィジェットには最低手数料が設定されていることが多く、ウォレットへの出金も固定額で請求されます。ここでは仮の例として、3ドルの固定手数料+0.5%がかかる注文を考えてみます。
見落としがちなもう一つの固定費が出金手数料です。CEX.IO のビットコイン出金手数料は0.0005 BTC、Upbit は0.0002 BTC。0.001 BTC しか買っていないのに0.0005 BTC を払って出金すれば、半分が手数料に消えます。日本円の出金にも定額の手数料があり、Coincheck は1回407円、bitFlyer は銀行と金額に応じて220〜770円です。
04ビットコインを100万円分買うなら、日付よりルートが先
「ビットコイン 100万円分 買う」と検索する人も少なくありません。一括で買うにしても分けて買うにしても、まず購入ルートのコストを確認しましょう。販売所では、Coincheck が開示しているスプレッドは0.1%〜5.0%。仮に1〜5%なら、100万円に対して1万〜5万円の見えにくいコストになります。取引所(板取引)なら、GMO コインのビットコインのテイカー手数料は0.05%で約500円、Coincheck の取引所ではビットコインの取引手数料は0%です。
つまり大きな金額を買うときは、「どの日に買うか」の差よりも「どのルートで買うか」の差のほうがはっきり数字で測れます。一括か分割かを決めるのはあなた自身です。次の章では、分けて買う(積立)という考え方を中立的に説明します。
まずは少額で購入の流れを体験してみませんか?カード購入なら数分で完了します。お住まいの国の居住者が利用できるか確認してください。日本・シンガポール・インドの居住者は国内の登録・認可業者をご利用ください
初めての購入へ05積立(ドルコスト平均法)でできること・できないこと
ドルコスト平均法(DCA)は、日本では「積立」(つみたて)、韓国では「적립」と呼ばれ、価格に関係なく決まった間隔で決まった金額を買う方法です。たとえば毎週月曜に5,000円ずつ。価格が高いときは少なく、安いときは多く買えるので、時間とともに平均取得単価がならされていきます。日本では投資信託の積立や NISA を通じて、この考え方になじみのある人も多いでしょう。
いちばんの効用は心理面にあります。「いまが買い時か」を毎日考えずに済み、勢いで大きな金額を一度に入れてしまうことも減ります。一方で、はっきりした限界もあります。
- 利益は保証されない。価格が長く下がり続ければ、積立は下落の中で買い続けることを意味するだけです。
- 毎回手数料がかかる。頻度が高く1回の金額が小さいほど、固定手数料の影響は大きくなります(前述)。
- 一括購入より有利とは限らない。右肩上がりの相場では、分割した方が平均取得単価は高くなります。
私たちは積立と一括購入のどちらが優れているかを評価せず、銘柄・金額・頻度もおすすめしません。積立をボットで自動化することを考えているなら、トレードボットのガイドの積立ボットの章も読んでみてください。
06取引所の自動積立機能:GMOコイン つみたてなど
多くの取引所が積立を自動化した機能を用意しています。一度設定すれば、スケジュールどおりに自動で購入されます。日本のGMOコインのつみたて暗号資産は、条件がもっとも明確に示されている例の一つです。500円から、毎日・毎週・毎月を選べ、積立そのものに手数料はかかりません。Coincheck や bitFlyer など、ほかの国内取引所にも積立サービスがありますので、条件は各社の公式サイトでご確認ください。購入価格が販売所形式で決まるのか、板で約定するのかによって実質コストは変わります。海外では、Binance が利用できる地域で自動積立(Auto-Invest)がよく使われていますが、最低額や提供状況は地域によって異なります。タイの Bitkub やシンガポールの Coinhako にも定期購入の機能があります。
- 住んでいる国で合法な取引所か確認する
積立は国内で登録・認可を受けた取引所だけで設定しましょう。自動で買い続けるということは、長期間お金を預けるということです。日本なら金融庁の登録一覧で確認できます。
- 1回あたりの総コストを確認する
積立は販売所価格で約定するのか、板で約定するのか。スプレッドはあるのか。まず少額で1回試し、実際に受け取った数量を比べてみましょう。
- 無理なく続けられる金額を選ぶ
積立は続けてこそ意味があります。数か月続けて含み損になっても生活に響かない金額にしましょう。
- 毎日見ずに、四半期ごとに見直す
数か月に一度、記録とコストを確認し、確定申告に備えて取引履歴を書き出しておきます。
07少額で買ったコインはどこに置く?

ごく少額なら、金融庁登録の取引所に置いておくのは現実的な妥協点です。残高に対して出金手数料の割合が大きく、自己管理にはそれなりの学習も必要だからです。積立で数量がまとまってきたら、秘密鍵を自分で持つウォレットへ1回でまとめて移しましょう。手数料の負担が薄まり、取引所リスクも下げられます。初めて出金する前にセキュリティガイドを読み、ごく少額でアドレスとネットワークをテストしてください。
よくある質問
ビットコインはいくらから買えますか?
ビットコインは1 satoshi(0.00000001 BTC)まで分割できるので、理屈のうえではごく一部だけでも買えます。実際の最低額は取引所ごとに決まっていて、日本の GMO コインのつみたて暗号資産は1回500円から、インドネシアの Pintu は約11,000ルピア、海外の多くのプラットフォームは数ドル程度からです。最低額より大事なのは、固定手数料が注文額に対してどれだけの割合になるかです。
積立(ドルコスト平均法)なら必ず利益が出ますか?
出ません。積立は資金を一定の間隔・一定の金額に分けて買う方法にすぎません。タイミングを判断しなくてよくなり、平均取得単価がならされるという利点はありますが、価格が長く下がり続ければ損失は出ますし、毎回の購入に手数料もかかります。積立は規律を保つための方法であって、利益の保証ではありません。特定の銘柄、金額、頻度はおすすめしていません。
ビットコインを100万円分買うなら、一括と分割どちらがいいですか?
それはご自身の判断で、私たちは助言しません。ただ、どちらの場合も先に購入ルートのコストを確認してください。販売所でスプレッドが1〜5%なら、100万円で1万〜5万円の見えにくいコストになります。取引所(板取引)なら、GMO コインのビットコインのテイカー手数料は0.05%、約500円です。金額が大きいほどルート選びが効いてきます。
ビットコインを少しずつ買うとき、手数料を抑えるコツは?
コツは3つです。販売所ではなく取引所(板)で注文すること。最低手数料のかかるカードではなく、無料の銀行振込や即時入金を使うこと。そして少額を買うたびに出金せず、まとめて送ることです。たとえば CEX.IO のビットコイン出金手数料は0.0005 BTC と固定なので、まとめて出金すれば1回あたりの負担が薄まります。
参考資料
- GMOコイン — つみたて暗号資産(最低500円・積立手数料無料) · 2026年10月確認
- Coincheck — 手数料(販売所スプレッド0.1〜5.0%) · 2026年10月確認
- Upbit — 이용 안내(入出金・手数料) · 2026年10月確認
最初の一枚を買ってみませんか?
登録と本人確認は数分。その後はカードやApple Payでビットコイン・イーサリアム・USDTを購入できます。
国際ライセンス取得プラットフォーム · 2013年から運営 · 対象国の居住者向け(日本居住者は対象外)